6月中旬の一時帰国時に、GSDの卒業生の集まりが日本で行われた。何と、モーセン学長が日本を訪問するので、GSDの費用持ちでパーティを行うということである。
GSDの日本卒業生代表であるJapan Trekでお世話になった宮城先生から、その縁で先輩の上田さんと自分に声がかかり、若い人の人集めを中心に手伝ってくれないかという話があった。
自分は卒業して会社に働くまで、3週間でボストン→トロント→韓国→東京→韓国→ボストン→パリ→ボストン→ニューヨーク→ボストン→日本という世界ツアー状態だったのだが笑、運よく自分もスケジュールの都合がついたので参加することになった。やはりモーセン学長が来るということもあって、パーティには槇文彦さんを初め、著名な卒業生の方々が参加していた。
そこで最若手のGSD学生の取り組みとして、在校生有志の日本人団体であるJapanGSDの活動を発表した。学校内で寿司や抹茶を作って提供するもの、ハーバード生を日本に連れていくJapanTrekなど、若手の頑張りを伝えることで会は大いに盛り上がった気がする。個人的には、槇文彦さんにも拍手を頂いたのが嬉しかった。(個人的に日本建築史上のパーフェクトヒューマンとして尊敬している https://hk-gsd.amebaownd.com/posts/6137200)
パーティに来ていた人たちも本当に各分野で活躍している人たちばかりだ。少しお話をするだけでとても多くのことが学ぶことができ、これほど意味あるソーシャライジングパーティもないのではという形だった。
何より、それらの人たちと話していくことで、GSDで2年間学んだことの強みを深く認識することになった。やはり、日本で暮らしていただけでは持てない視点を持てること、多様なバックグラウンドの人と切磋琢磨・議論することで、より広く通用するアイディアは何かを考える力がついたことがとても大きい。
日本や東京というのは世界には真似できない武器を持った場所であり、それをさらに洗練し、延ばしていくことで、今後もさらに進化することができると感じるようになった。
留学に行く前に推薦状を書いてもらった東大の恩師の前先生に言われたことがある。「自分が成長するなんて目標は甘っちょろい。ハーバードを卒業したからには私人としての自分を捨て、世の中に貢献する公人になりなさい」という言葉だ。
上記のことを考えられるようになったということは、少しはその目標に近づけたということだろうか。授業を通してスキルップをしたこと、問題解決に取り組むための思考力がついたこと。これらを生かしながら自己へのまなざしを捨て、建築・都市デザインをライフワークにしていきたい。
この記事をもってブログも終了である。読んで頂いた方は有難うございました。
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2022.11.23 05:54