寮から歩いて20分以内の距離には3つのスーパーマーケットがある。Hマート、ホールフーズ、トレーダージョーズだ。
Hマートは韓国食材専門なのだが、中国系、日本系の食材がなんでも売っている。例えば、しめじを買おうとしてもアメリカではなかなか見つからないのだが、Hマートにはある。ただししめじ1パックが4ドルぐらいなので、ここでしか買えない食材は日本の2~4倍はする印象だ。
ホールフーズはオーガニック・健康を売りにしているスーパーで、全てのものが美しく陳列され、美味しくて、人気がある。ただし、価格は日本の高級スーパー並みだ。トレーダージョーズはLA発のスーパーで、セブンイレブンやイトーヨーカドーのように自社開発の製品が多く、比較的安い。価格は日本の1.5倍~2倍というものもあるが、日本より安いものもある。このため、買い物をするとなるとトレーダージョーズに行くことになる。
アメリカで消費量が多いものは日本より安いこともある。小麦粉やパン、肉などがそうだ。ただし、それらだけを食べているわけにもいかないので、徒歩圏内以外のスーパーも視野に入れることになる。それがヘイマーケットと香港スーパーだ。
ヘイマーケットはスーパーではなく、ボストン市庁の近くで開かれる青空市場だ。金曜と土曜の日が出ている間限定で開催されるのだが、ここがかなり安い。少し傷んでいたり形がおかしく普通のスーパーじゃ売れないものが集められているらしく、マンゴー5個が1ドルで買えることもある。両手いっぱいに野菜や果物を買っても、10ドルを超えないぐらいなので、これを利用しない手はない。
ヘイマーケットで面白いのが、土曜の17時以降に行くとマーケットの終わりが近づくので、価格がどんどん安くなっていくことだ。少し傷んでいる野菜だから来週には売れない、ということでたたき売り状態になる。マーケットに来る人たちもその時間が一番安いことはわかっているので、その時間が一番混む。
ただしヘイマーケットで売っているのはアメリカで消費の多い野菜や果物だけだ。中国、韓国、日本の食材を常に安く売っているのが香港スーパーだ。寮からは自転車で10分ぐらいの距離にあるのだが、Hマートと比較するなら、しめじが3パックで2ドルで売っている。Hマーケットの方が6倍の値段がするということだ。こんなにも差があると、スーパーの選び方が本当に重要になってくるし、遠くても行く価値があるのだ。ただし、アメリカで消費量の多い野菜・果物はやはりヘイマーケットの方が安い。
スーパーがこんな調子なので外食はかなり高い。常に表参道や青山で食べているぐらいの価格帯ばかりだ。メニュー表を見ると一見そんなに高くない気もするのだが、それに消費税がプラスされ、チップが上乗せされるので、結局高いという体験は何回もあった。その分、量が多かったりもするのだが、外食を続けるのは少し厳しく、自炊に頼るしかない。
かといって、ボストンのご飯がまずいことはなく、美味しいものはそこらじゅうにある。自炊と外食のバランスを取りつつ楽しんでいこう。
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