GSDでの最初の学期が終わった。感想は、なんとか生き抜くことができたということに尽きる。こちらに来る前は「GSDと言っても学生だし、日本の仕事に比べれば楽だろう」と考えていた。現実は「生き抜く」という言葉を使ってしまうぐらいだった。前のブログでも書いた通り、チームメイトのおかげで大丈夫だったという感覚が強い。
一学期を通して見えてきた自分の至らない点は何か。まず、英語力の絶対的な不足。次に、企業勤めの間に染み付いた、時間内に無難に完成させるという体質。そして、人脈を広げる力の弱さである。
英語力の不足が大きな足かせだ。人前で英語を話すことに慣れておらず、話しているうちに緊張してしまう。また、頭の中で自分の喋りたい内容が先走ってしまい、口から出る英語のスピードが全然それについて来ない。それを防ぐために、頭の中で何度も反芻してから喋ったりもするのだが、そうすると相手の話を聞いてなかったり、議論のポイントと違うことを喋ってしまったりするので良くない。
英語のインプット不足も原因に感じる。休みの時間は日本のニュースサイトばかり見ているし、家に帰ってもアメリカのテレビがつまらない場合は日本のテレビ番組ばかり見ている。リラックスするためには大事なのだが笑、もっと英語のインプットを増やさないと、当然英語もうまくならないだろう。
二番目として無難に仕事を完成させる体質だが、これには最初気づいてなかった。チームメイトだったルーに「ヒロキは無難なことはめっちゃ上手いね」と皮肉を言われたことで気づくことができた。やるべきことの期限を考え、その時間内に終わらせられる最短の方法で最大限の成果をあげようとするクセ。これが新しいこと、自分の殻をやぶらなければできないことをするべき時に、大きな壁となる。今やっていることは本当にやるべきことか、それが何の意味があって本当に面白いのかということを常に意識し、自分の限界を越えることを心がけなければならない。
最後に人脈を広げるための努力であるが、ソーシャライジングのイベントに行ったり、シンポジウムに参加したり、色々な人と喋ったりなどをしていない。これが欠けてしまうと、会社が僕をGSDに派遣している意味がなくなってしまうので良くない。自分で情報を取りに行く努力をすれば、かなりの可能性が広がっている場所にいるのだ。このままでは勿体無い。
こんなふうに、反省すべきことはたくさんある。逆に言えば、これだけ成長できるチャンスのある環境に身を置けることは、本当に有り難い。自分に足りないところは改善、改善しながら、這いつくばりながらも努力していこう。
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