ボストンは物価が高いし「何でこんなものにこんな値段を払わなきゃいけないわけ?日本だともっと安いのに。。」と思うことが何度もある。そういうものを買いたくないので、逆に節約をするし、高い値段を払ってでも買ったものは大事に使い、消費をする。
そんなことを半年続けた後に先日帰国した際、日本で何の疑問も感じずに消費していたものに逆に気付かされることになった。下記にとりとめもなく列挙するが、これらの商品を供給するのがほぼ例外なく大企業なのは、それだけ日本の中で当然のものとして、無意識に消費されるからだろう。
01 電車代
東京エリアは世界の都市に類を見ないほど鉄道の密度が高い。ダントツで発達しているので、他国から「東京をモデルにしよう」なんて思ってもらえないぐらいだ。当然、このインフラを維持するために、東京に住む人達は力を合わせて電車代をたくさん支払っている。
02 缶&ペットボトル飲料
アメリカでは缶&ペットボトル飲料の種類が少ないし高価だ。美味しい缶コーヒーはないし、他の飲料も美味しくない。そのため、アメリカでは学生のほぼ全員がマイボトルを持っていて、水やお湯の出る飲水機も大学の至るところに設置されている。そのため、自分もいつも水かお湯で淹れたお茶を飲むようになった。日本に帰った時に驚いたのが缶&ペットごみの溜まるスピードだ。やはりそれらを購入できる環境が整いすぎているのが原因だろう。
03 店のビニール&紙袋
アメリカに来てから不便に感じたのは、スーパーの袋の作りが弱いことだ。2Lのペットボトルを2本入れて10分ぐらい歩いたらすぐ壊れるし、店員さんも「重いから破れるの当然だよね」みたいな反応だ笑 なので、スーパーに行く際にはいつも買い物袋を持っていくし、なければ自分のバックに入れる。日本ではサービスとして、不便のない袋が無料で供給されるのが当然だ。とっておいても溜まる一方なので、使い捨てしてしまう人が多いだろう。
04 居酒屋
日本では居酒屋でのお酒の消費量が半端じゃないと思う。こっちの夕食ではお酒をたくさん飲む感じはないし、飲みにいくならバーかクラブかという感じだ。なので日本ほどお酒も食事もたくさん消費する会の経験が未だない。繁華街にいけば飲み屋がやたらとたくさんあるのも、日本人がたくさんお金を払うことでそれを支えているからだろう。
05 冬服
ボストンは春秋が短く冬が長くてとても寒いので、冬に着るアウターは完全防備のもの一択になる。こっちの寒さに耐えられるダウンは安くても5万円、標準10万円ぐらいするので、普通は一着ぐらいしかもってない。街に行く人も完全防備の人ばかりだ。一方で東京はちょうど良く寒いぐらいなので、街を歩く人の冬のアウターのバリエーションの多さと華やかさにびっくりした。東京は冬服がよく売れる街なのだ。
アメリカに住んでみて、日本でのお金の使い方に関して気付かされることになるとは、全然予想もしていなかった。無意識のうちにお金を払ってしまう習慣は本当に怖いなとも思いつつ、今持っているものはもっと大事にしよう。
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